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Posted by ミリタリーブログ  at 

2010年02月05日

戦術

田村装備開発です。

今回は、戦術について書いてみようと思います。

先日、

「いつもブログを拝見しております。田村さんの考える実践的な戦術を教えて下さい。あと、動画を拝見しましたが、早く撃てれば良いと思っているのですか?」

という内容のメールを頂きました。

本職の方との事ですが、

匿名希望であり、返信もできなかったのでこちらで回答させて頂きます。

まず最初に、

どの様な戦術を知りたいのでしょうか?

戦術はマニュアル化できるものでは無く、

1000の現場があれば、1000通りの展開があります。

1 現場状況    (どの様な現場を想定していますか?)
2 部隊の目的   (部隊の目的は?)
3 上層部の意向  (発砲許可は下りますか?)
4 部隊の錬度   (射撃、格闘、タクティカルテクニックの錬度は?)
5 銃器・装備品の質(どの様な銃器、装備品をお持ちですか?)

をご連絡下さい。

官職、氏名、連絡先を教えていただければ、

私なりの考えをご連絡致します。

ただし、ほとんど参考にならないと思いますし、

個別の技(SUREFIREテクニックやクリアリング等)はお話できません。

その際は、申し訳ありませんが他の方にご質問される事をオススメします。


次に、

早く撃てれば良いと思っているのですか?

の回答ですが、

早く撃たなければならない状況もあります。

インスティンクト射撃が危険と思われているのかもしれませんが・・・

識別せずにアンノウンを撃つというわけではありません。


匿名希望者様への答えになるか解りませんが、

最後に、私の戦術に対する考えを書きます。

戦術には答えがありません。

動きをマニュアル化しようとする方もいらっしゃいますが、

あまり決め事を作りすぎると、それが足枷になるという結論に達しました。

1番員が右から入って、2番員が左から入って・・・・・

と、

突入前に1~10まで決めて臨んだとしても、あまりに不確定要素が多すぎて

当初の目的通りになる事はまずありません。(ターゲットが約束動作の訓練は別)

私の経験上、

自由攻防における勝負では、最初に立てた戦術通りに進んだ事は殆んどありません。

その為、型にはまった訓練ばかりをしていると、

想定に無い状況でフリーズしたり、考えられない行動をとります。

ですから型にはまりすぎず、

クロスで見たほうが効果的だったとしても、

1番員が直線をロックしているならそれをカバーする。

というように、

各隊員が、現場の状況・仲間の動きに合わせて個別の技を使い分け、

お互いの背中を守る事を第一と考えるべきだと思っています。

田村装備開発のロゴマークは4人の隊員が全方向の危険箇所をロックしているイメージです。



仲間との連携をとることが最も重要という意味合いです。


※ アークテリクス(LEAF)ハーネスの販売ですが、更新が遅れております。
  もう少々お待ち下さい。



田村装備開発webショップ

  


Posted by ミスター&ミセス 田村  at 14:11Comments(2)その他