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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年01月31日

戦術って??壱

田村装備開発です。

久しぶりですが、真面目に書いてみようと思います。


今回は、『戦術』について。

一概に戦術といっても、色々とありますので、

丁度この前頂いたご質問を基に書いてみます。

かなり狭義となりますが、銃の構え方について。

Aさん 『カービンは、どんな構え方が良いのですか?』

タムヤン 『何でも良いです』


となります。

答えになって無い!

と思われるかもしれませんが、何でも良いが答えです。

目的に合った、最も射撃のしやすいポジションが正解です。

これだ!!と、1つの型に囚われると、動きが制限されます。

例えば、ストックを胸の位置に持ってきて、目線に銃を合わせる。

それにより、一挙動で射撃体勢をとれるので合理的。というのが現在の常識です。

であれば、それが一番良いのか?というと、そうではありません。

私は顔を傾けて撃つ事が多いです。何故かと言うと、

長い間、ゴツイヘルメットを被っていたからです。(最近は軽装なので癖を直そうと思っています)

防弾のライナー付きヘルメットを装着した状態では、顔を傾けないとサイトが見えません。

ダットならギリギリ見えますが、アイアンでは不可能です。

であれば、装備の関係上、顔を傾けなければ無理。という事になります。

つまり、一番良い構え方などありません。

自分の置かれた立場を考慮した上で、最も良い射撃が出来、尚且つ、味方に迷惑をかけなければ、何でも良いと思います。

射撃にせよ、ルームエントリーにせよ、格闘にせよ、初めは型を習得して、その通りに動こうとします。

確かに合理的な動きではありますが、実際にはあまり上手くいかない事が分かります。

そして、ある程度訓練を行うと、絶対的な動きは存在せず、戦術には答えが無いことが分かります。

そこで、臨機応変に行動しなければならない事が分かるのですが、

これは、何の技術も知識も無い者が行なえば、上手くいくわけがありません。

現場の状況に合わせた行動をとるためには、多くの引出を持たなければなりません。


仮に現職の方であれば、

装備は?

何人のチームで突入するのか?

自己のスキルは?

相手のスキルは?(分かっている場合)

そもそも、射撃許可は下りるのか?法的根拠は?上司の性格は?

等々、考えなければならない事は多岐にわたり、

何の目的で訓練をしているのかを明確にしない限り、良い訓練は出来ません。

ただただ言われたとおりに訓練し、言われた型を守り、型通りに動くと高確率で失敗します。

私は守破離という言葉が好きですが、武術だけでは無く、全てに言える事と思っています。


上記は射撃について書いてみましたが、部隊によっては射撃より有効なトレーニングもあると思います。

上司が射撃許可をしてくれない。又は、してくれそうに無い。

と判断したのであれば、射撃の訓練などやめて、

巨大な防弾盾でタックル

が、良い戦術になるかもしれません。

撃てない立場であるのなら、盾を構えて突進する訓練をした方が良い。となります。


まとめ

様々な技術・知識を得た上で、チームワーク密にして、お互いの背中を守り、あとは好きに行動。

が、田村装備開発の考え方であり、↓のロゴマークの意味です。



では!

2月の訓練日についてご連絡です。

5日 潜入訓練
6日 戦術訓練
11日 潜入訓練
12日 戦術訓練
13日 戦術訓練
19日 午前中 潜入検定
26日 戦術訓練
27日 潜入訓練

です。

新HP移行のため、現在webを更新しておりません。

大変お手数をお掛けいたしますが、メール又はお電話にてご予約下さい。

shop@tamurasoubi.com

宜しくお願い致します。




田村装備開発(株)

  
タグ :戦術


Posted by ミスター&ミセス 田村  at 12:08Comments(16)トレーニング