2010年03月04日
格闘5
田村装備開発です。
困りました・・・・
ネタがありません。。
色々と新商品の仕入れはしているのですが、
入荷に時間がかかってます。。
※ 2週間後に良い商品を入荷します!少々お待ち下さい。
という事で、コマーシャルネタも無いので、また格闘話をします。
興味のある方は、素人の戯言としてご覧下さい。
私は趣味として、日本の古流武術を勉強しているのですが、
それは何故かと言うと、
凄まじい英知が詰め込まれているからです。
そして、
80歳位の小柄な先生に、手も足も出なかったからです。。
本気で向かっていったのに、何も出来ませんでした。
ちょっと押されただけで飛ばされちゃうんですね。。
魔法としか思えないのですが、その様な方もいらっしゃいます。
瞬間催眠でもかけられているのかな?とも思いましたが、そうでは無さそうです。
(催眠術をかなり勉強しました。。)
で、
こちらの攻撃をことごとく避けるのは何故??
と不思議に思っていました。
少し武術をしていると分かってくるのですが、
個々の技をいくら磨いても、自由攻防であまり役に立ちません。
というのは、
技を掛けるためには一定の条件が必要であり、
条件とは、相手との体格差(合気修得者は関係ありません)、間合い、立ち位置、武器の有無、その他色々あります。
当たり前の事を書きますが、
腕を掴む技を覚えても、相手は簡単に掴ませてはくれません。
そして、掴めなかったら技は決まりません。
なので、掴める状況を作らなければなりません。
つまり、技を決めるには、条件の良い立ち位置に踏み込まなければなりません。
場合によっては当身を入れなければなりません。
その為には相手の虚を付かなければなりません。
虚を付くためには起こりを無くさなければなりません。
起こりを無くすためには、無駄な動きを無くさなければなりません。
無駄な動きを無くすには、不要な溜めや力みを無くさなければなりません。
その為には、恐れや緊張を無くし呼吸を整え、リラックスしなければなりません。
つまり、
歩く事が既に武であり、個別の技をいくら学んだところで、それだけではあまり効果がありません。
先の先を制したほうが良い。
常識的な理論ではそうなのですが、、、
ある一定以上の人には通じなくなってきます。
それは、相手も先がとりたいからです。
相手が弱い場合は後の先が有効です。
というのは、
後だしジャンケンに似ていて、相手の攻撃自体が隙となるからです。
これは、こちらから相手の攻撃を誘発したり、攻撃を出す瞬間の気や起こりを見て行うのですが、
稽古をされている人は、それらをあまり出しません。
なので、後の先なんて格好良い事を言っていたらやられます。
例えばナイフを持った相手が本気で突いてくると、
0.0何秒で突かれます。
相手が強い場合、
目で見て確認してから動き出しては到底間に合いません。
というのは、予備動作無しで攻撃してくるからです。
相手の正中線を意識し、良い立ち居地を取っていたとしても、
刺さっちゃいます。
刺さらない時は、相手が素人だからです。
若しくは、本気で刺そうとしていないからです。
型の訓練で上手くいくのは、相手の攻撃を知っているからです。
なので、ちょこっとフェイントを入れられると斬られたり刺されたりします。
それは、武術を教えている先生でも例外ではありません。
本気で刺しにいったら、刺さる事が多いです。
けど、間に合っちゃう人(達人)も稀にいます。
つまり、未発の機を感じ取れるのだと思います。
さらに、こちらが動こうとすると、何故か一瞬動けなくなったりします。
そして触られると、一瞬にして重心を崩されたりもします。
重心を崩す為には体を硬直させなければなりません。
体を一瞬固まらせる方法として、垂体外路神経系を利用したものがあります。
これは、無意識が勝手に体を動かしてしまうモノです。
すると、相手は一瞬固まります。
逆に垂体神経系を利用し、無意識が重心を調整できないようにするものもあります。
強さって何?と考えると、
素手より刀。刀より槍。槍より弓。弓より銃。銃よりミサイル。。
と、
最終的には、核ミサイルのボタン押せる人が強いと思うのですが、
強弱では無く、武術は不思議な事が多くて面白いですね。
大東流合気柔術の佐川先生は、
武術は頭が良くないと出来ない。
とおっしゃっています。
日に日にその難しさを実感しています。
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